航空無線従事者
無線従事者(航空)の資格は、航空関係の無線局の無線設備の操作を行うためのものであり、この資格には、航空無線通信士と航空特殊無線技士があります。
それぞれの資格の無線従事者が操作することができるものの主なものは、次のとおりです。
航空無線通信士
この資格は、航空会社のパイロット、地上で無線通信の業務に従事する人たちや航空交通管制の業務に従事する人たちが取得するものであり、次のようなことを行うことができるものです。
- 航空運送事業の用に供する航空機を含むすべての航空機に施設する無線設備の操作
- 航空交通管制の用に供する航空局を含むすべての航空局や航空地球局の無線設備の操作
- 航空機のための無線航行局の操作
注 … 無線設備の技術的な操作については、外部の調整部分の操作に限定され、無線設備の空中線電力等による制限があります。
航空特殊無線技士
- 航空機(航空運送事業の用に供する航空機を除きます。)に施設する無線設備の国内通信のための操作を行うことができます。
- 航空局(航空交通管制の用に供する航空局を除きます。)の無線設備の国内通信のための操作を行うことができます。
注 … 操作をすることができる無線設備について、外部の転換装置で電波の質に影響を及ぼさないものの操作に限定され、無線設備の周波数、空中線電力による制限があります。